2025年12月「木場プレーパーク」を定期開催しました!

冬の澄んだ空気が感じられる中、都立木場公園の南の冒険広場で、2025年最後となる「木場プレーパーク」を開催しました。冷たい風が吹く時間帯もありましたが、子どもたちの活気あふれる姿に、会場全体は心なしか温かい雰囲気に包まれていました。今回のプレーパークでは、木工、泥遊び、たき火、絵の具の4つのコーナーを設けました。また、今月は、季節遊びとして、落ち葉の山も登場しました。

たき火コーナーでは、子どもたちが木や枝を自分たちで集め、たき火にくべるところから始まりました。枝が燃える「パチパチ」という音に耳を澄ませたり、炎の揺らぎをじっと眺めたりと、それぞれがたき火との距離感を楽しんでいる様子が印象的でした。また、マシュマロやソーセージを焼く子どもたちもいて、焼き加減を工夫する姿も見られました。薪や枝の配置を考え試行錯誤する姿も見られ、自然との関わりを五感で楽しむ時間となりました。

泥遊びコーナーでは、泥団子作りに集中する子、ひたすら穴を掘ることを楽しむ子、大きな山を作る子、トンネル作りに挑戦する子など、遊び方は実にさまざまでした。同じ泥という素材を使いながらも、一人ひとりが自分なりの遊び方を見つけ、泥の感触を確かめながら夢中になって遊んでいました。試したり工夫したりする姿が多く見られ、子どもたちの豊かな発想力や創造力が自然に発揮されている様子がうかがえました。

木工コーナーでは、ノコギリや金づちを使いながら、子どもたちがそれぞれ思い描いたものを形にしました。木材に絵を描いたり、ボンドで葉を付けたりと、素材を自由に組み合わせながら、真剣な表情で作品づくりに取り組む姿が印象的でした。車や家、小人、船、動物など、完成した作品はどれも個性にあふれていました。

中には、自分が座っても壊れないような椅子を作る子や、公園内で拾った葉を使って庭園を表現する子もおり、同じ材料でもこれほど表現が広がるのかと驚かされました。「ここをこうしたい」と考え、試し、工夫を重ねる様子をそばで見ていて、子どもたちが自分のイメージを形にしていく過程そのものを楽しんでいることが伝わってきました。

絵の具コーナーでは、段ボールを展開し、大きなキャンバスを広げました。それぞれに好きな色をコップに入れ、キャンバスに思うがままに色を塗ってみたり、文字やイラストを描いて楽しんでいました。それぞれの子どもたちが塗ったり、描いたものがいつの間にかとてもカラフルな一つのアート作品になっていました。

寒さが厳しく感じられた今回のプレーパークでしたが、各コーナーでは子どもたちが思い思いに遊び、いきいきとした表情を見せてくれました。寒さの中でも夢中になって遊ぶ姿から、充実した時間を過ごしていたことが伝わってきたように思います。

寒い中ご参加くださった皆さま、本当に有難うございました。今年も残りわずかとなりましたが、また来年の2月、子どもたちに会えることを楽しみにしております。寒さが一段と厳しくなりますので、どうぞ体調にはお気をつけてお過ごしください。

(プレーリーダー なつこ)