11月8日(土)に都立木場公園の「南の冒険広場」で木場プレーパークを開催しました。10月の木場プレーパークは雨天でお休みだったため、約2か月ぶりの開催となりました。秋晴れの心地よい空の下、たくさんの子どもたちが訪れ、作品をつくったり、たき火で暖まったりと、思い思いに秋を楽しみました。今回のプレーパークでは、木工、泥遊び、たき火、絵の具遊びの4つのコーナーを設けました。季節遊びで落ち葉をつかったアート作品も出来上がりました。


木工コーナーでは、ノコギリや金づちを使って木材を加工したり、木材に絵を描いたり、ボンドで組み合わせたりして、それぞれ工夫しながら作品を作りました。「初めてだけどのこぎりを使ってみたい」という子や、ただ木を切るだけでなく、やすりをかけたり、釘の打ち方を工夫したりして作品を作る子など、それぞれの目標に向かって最後まで作品と向き合って試行錯誤する子どもたちの姿が印象的でした。
作品の中には猫やうさぎなどの動物や、船、機関車などの乗り物、カメラ、木場公園の神などがあり、子どもたちの好きなものを形にする力に驚かされました。落ち葉やドングリなどの秋らしい素材も活用し、世界に一つしかない作品がたくさん生まれました。また、地域の方がどんぐりで犬の人形を作ってくださるコーナーもあり、人形が住める小屋を作る子どもたちなど、いつもとは違う作品を作る姿も見られました。


たき火コーナーは6月以来の久しぶりの開催で、火で暖まったり、葉っぱなどを燃やしたりと普段なかなか使うことができない火に親しむ子どもたちの姿が見られました。周りに落ちている枝や落ち葉を集めて火にくべたり、マシュマロやソーセージを焼いて食べたりと、寒さを忘れさせてくれるひとときを楽しんでいました。なかにはドングリを投げ入れて燃える音を楽しむ子もおり、秋ならではの楽しみ方をしていました。


泥遊びのコーナーでは、スコップで穴を掘ったり、山を作って遊んだりして、泥の感触に夢中になって遊びました。小さい子が多く、池や川を作って葉っぱを流したり、車を走らせたりと、それぞれの遊び方で泥を目一杯楽しんでいました。泥でお団子を作っている子もおり、同じコーナーでもそれぞれの遊び方を見つけ、子どもたちの創造力の豊かさが存分に発揮されていました。寒くなり、泥の冷たさが身に染みるようになってきましたが、子どもたちはそんなことを気にせず裸足になって泥の中に飛び込んでいき、泥んこになりながら全身で泥を楽しんでいました。


絵の具遊びでは、はじめにたくさんの段ボールを展開したり、組み立てたりしならが、キャンバスを作りました。絵の具遊びを準備段階から手伝ってくれる子もおり、みんなで楽しみながら準備を進めることができました。絵の具の入ったコップを片手に、自分の好きなように描いていきます。終わりが近づくにつれて、カラフルなアート作品が出来上がっていくようでした。


片付けの時間も率先してお手伝いしてくれる子が多く、みんなで協力して最後まで楽しく活動することができました。
次回の木場プレーパークの開催は、12月13日(土)を予定しています。だんだんと気温も下がってきて、体調を崩しやすい季節になってきました。どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。次回の活動で皆さんに会えることを楽しみにしています。
(プレーリーダー こはるん)